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| 下田、ハリス、牛乳 | |
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illust/maiさん この下田、実は、「牛乳の事始め」とたいへん関係が深い地なのです。 下田は、幕末に、かのペリーと結ばれた日米和親条約(1854年)よって、貿易港として開港されました。 時の総領事ハリスは、病に伏せ、日本側の役人に、牛乳を所望しましたが、体よく断られてしまいます。 これを知った侍妾の「お吉」が、付近の馬込村にいた懇意の農家から苦心して牛乳をとりよせ、ハリスに飲ませて大変感謝されたと下田郷土史にのこされています。 当時の日本は、牛は農作業や運搬のためのもので、牛乳を搾乳する目的で飼われていたわけではありませんでした。 しかも、日本側の嫌がらせで、牛乳はない、ヤギもいないと断っていたのですが、お吉が牛乳を入手できたことで、役人の面目はつぶれてしまいました。 これを機に、日本側の態度がガラリとかわり、毎日のようにハリスのもとに牛乳が届けられたといいます。 おかげでハリスは、病が回復したと言われています。 日本で最初に、牛から牛乳を搾乳して、お得意様に届けた、宅配牛乳の事始めが、伊豆下田だったのです。 総領事館のあった玉泉寺の境内に「牛乳の碑」が建立されています。 |
| (MCC通信 Vol.35) |
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